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創業明治年間  印材の総合商社 株式会社松本印材店

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印材大辞典
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印材の種類

【象牙(ぞうげ)】

適度に吸湿性がある材質なので手に馴染みやすく、硬すぎず柔らかすぎないため加工性に優れています。また、光沢や重量感にも優れ、朱肉の馴染みも極めてよく印影が鮮明で、印材としては最高級品です。同じ象牙でも部位によってランクがあり、きめが多い部分より中心に近づくほど高級品にになります。

【黒水牛(くろすいぎゅう)】

中国、タイ、ベトナム、インド、カンボジア等に生息する水牛の角です。角を加工し、漆黒に染めたものや、自然の風合を生かした染のない物もあります。粘りがあって耐久性に優れています。乾燥に弱くひび割れなどを起こしやすいという欠点があり、角の中心部から採った芯持ち材を使用することが望ましいとされています。大きい角なら、芯を中心に2本の印材が採れるものもありますが、ほとんどの場合1本から1本の印材しか取れません。しかし、訂正印など、細いものを採るために、芯の周りで数本採る場合もあります。

【牛角(うしのつの)】

以前はオランダ水牛と呼ばれていました。牛角は、主にオーストラリア、アフリカ、南米産の角を使います。印材の中心に大きな芯があるのが特徴で、粘り気があり耐久性に優れている印材です。ベージュやグレーのほか白っぽい物もあり、女性に人気の印材です。高級素材には黒や茶の模様がなく、中級素材には模様が入るなど、部位によってランクがあります。天然物なので、模様は一本一本異なります。

【柘(つげ)】

柘は印材として古くから使われており、木製の中では細かい細工を施しても耐久性が損なわれません。きめ細かく適度な硬さを備え、木の中で最も印材に適しており、特に国産の物は最良とされています。朱肉の油に強く、長い年月使用しても摩耗が少ない印材です。

【アカネ】

アカネは柘に似た印材で、耐久性があり柘より安価なのが魅力です。木質は硬く、きめが細かいため細工がしやすく人気があります。若干大きなサイズになると割れやすくなるので、大きな角印には不向きな印材です。

【チタン】

チタンは1960年頃より注目され始め、以来、宇宙開発や医療、スポーツ、ファッションなど、様々な分野で普及している素材です。99.5%以上のピュアチタンは「軽く・強く・錆びない」究極の素材といえます。チタンというと軽いイメージがですが、印材に使用するものは、程よい重量感と高級感があります。朱肉のノリや朱肉離れがよく、鮮明で美しい印影を半永久的に再現することができる優秀な印材です。

【琥珀樹脂】

琥珀は、樹液が固まり長い歳月を経て化石化した物です。透明感のある赤褐色をしており、天然のものは希少価値が高くなります。天然の素材を活かし特殊樹脂と組み合わせて強度を持たせてできたのが「琥珀樹脂」と呼ばれ、上品な色合いで女性に人気の印材です。

【シープホーン】

シープホーンは、ヒマラヤ山脈の大自然で育まれた羊の角を加工した、天然の高級印材です。琥珀にも似た透明感のあるシープホーンは、光にかざすと非常に美しい輝きを放ち、天然素材ならではの暖かさや優雅な色合いで、高級感があります。

【彩樺(さいか)】

彩樺は、北方寒冷地で産出される白樺より大きい真樺を高圧加熱処理した印材です。伸縮やヒビ割れが少なく硬度に優れ、キメも細かいので印鑑には非常に適した素材です。
天然の真樺を使用した、環境にも優しいエコ素材です。

【彩樺ポラリス】

彩樺にスワロフスキー社製のカット玉を使用して、指当りや鋲の代わりとして用いています。このカット玉がポラリス(北極星)のように方位方向を見定める「恒星」的な役割を担うと同時に、豪華さを演出した天地が判り易いスマートな印材です。

書体について

【篆書体(テンショタイ)】

「篆書」「篆文」ともいわれる、漢字の基本の形です。上下左右の大きさのバランスが整っており、曲線を主体とするため有機的で独特の雰囲気を持つ書体。実印に限らずあらゆる印鑑に適しています。

【吉相体(キッソウタイ)】

印相体(インソウタイ)とも呼ばれ、より印鑑らしい文字の流れと字体が特徴の書体です。篆書体を元に意匠化した書体で、開運用の印鑑によく使われています。偽造や盗用防止にも効果が高いので、人気がある書体です。

【隷書体(レイショタイ)】

篆書体を元に簡略化・直線化して文字を書き易くした、筆記に適した書体です。横長の文字が特徴で、古くから紙幣や石碑などに用いられており印鑑にもお勧めの書体です。

【古印体(コインタイ)】

篆書体を元に簡略化・直線化して文字を書き易くした、筆記に適した書体です。横長の文字が特徴で、古くから紙幣や石碑などに用いられており印鑑にもお勧めの書体です。

【楷書体(カイショタイ)】

隷書体を元に、見やすくまとめた方形に近い書体です。成り立ちは比較的新しく、現在では漢字のもっとも基本的な字形といえます日本的な書道の基本となる書体で、読み易さや判別のし易さから、認印に多く使用されております。

【行書体(ギョウショタイ)】

楷書体を崩して、より効率的に筆運びができるように作られた書体です。流れるような字体と、筆書きならではの柔らかい文字運びに特徴があり、印鑑に用いる書体として人気があります。

印鑑の種類

【実印】

住民登録をしている市区町村の役所や役場に、戸籍上の姓名を彫刻した印鑑を登録申請し、受理された印鑑のことをいいます。たとえ実印のような形態をしていても、登録していないものは実印とは認められません。実印は印鑑の中で、もっとも重要な印鑑であり、法律上・社会上の権利・義務の発生を伴います。捺印する場合も書類の内容をよく読んで慎重に扱うことが大切です。実印は姓名を彫刻することとはなっていませんが、姓と名前の両方を彫刻する方が安全です。
なお大きさは、25mm四方以上や8mm四方以下のものは認められません。また合成樹脂やゴム印など変形しやすいものや、印影の照合が難しいものは認めらません。
主に以下の用途に使用します。
・公正証書の作成・金銭その他貸借証書・契約書
・不動産取引き
・遺産相続
・法人の発起人となるとき
・官公庁での諸手続き・恩給・供託
・自動車や電話の取引き
・保険金や補償金の受領

【銀行印】

金融機関で金銭を出納する際に使用する印鑑を指しています。口座開設の際に使用する印鑑はこの「銀行印」を使用します。実印と銀行印の併用は可能ですが、一般的には別々に作製するケースが多いです。

【認印】

承認の印として押す印。実印、銀行印以外のものを認印といいます。

【訂正印】

文章中の誤字・脱字の訂正を証明するための印のことです。

【社印(角印)】

主に社名の入った角印ですが、法的には届け出る必要のない法人用の認印のことです。領収書や書類に捺印され、会社や法人・個人事業主の権威を象徴する重要な印鑑です。

【代表社印】

代表者印は、会社や法人の実印にあたります。会社設立の時にはなくてはならない印鑑で、法人・会社を設立する際は法務局での登記が必要です。役職名だけ彫刻するものと、役職名の回りに法人団体名を彫刻する回文があり、他に社名と役職名を縦に並べる場合もあります。おもに重要な契約書や諸官庁への届出に使用します。代表者印は、一辺が10〜30mm以内の正方形に収まるものでなければなりません。

【割印】

二枚の独立した書類の関連性を証明するため、二つの書類にまたがって一個の印章を捺印すること、またはそのように捺印された印の跡を意味します。特別な印章のことではなく、押捺方法を差します。例えば、証明書などの端の部分に半分だけの印が押されている場合、これはその証明書と証明書の発行台帳との関連性を示すため、割印を捺印した証です。